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=叫び・憎悪・転生=
21世紀のいま、起きていることー叫び、憎悪、そして平和への転生(てんしょう)の祈りを込めて制作した彫刻作品をご覧ください
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彫刻 青果シリーズ
バナナやナス、瓜、カボチャ、そら豆など果物や野菜を彫刻作品として制作し、青果のもつ曲線の緊張感や造形の妙を表現しています。
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ふれてもふれない美術展2021 茄子とバナナ
バナナ
バナナはスーパーなどの売り場ではさまざまな大きさの房にカットされて売られています。どれも一様の形に見えますがよく見ると同じ形のバナナは一本も有りません。一本ずつシンプルで強い形をしておりそして優美な姿をしています。
先端の部分にはなにやら謎めいた秘めたエネルギーを感じます。
カッターで先端部分を強引に分割し、少しずつ皮をめくると中の形状がのぞきました。こじんまりした突起のようなものですが方向性がしっかりしていて強い意志を感じました。
少年時代、性に目覚めたころのあの隠微で悩ましい感覚を思い起こしました。
日本の作家さんにはバナナをモチーフとした作品はあまり見かけませんが、小出楢重の静物画にはバナナがよく登場しています。
私には独特のあのぬめっとした女の肌ざわりの表現と同じように感じられました。
そしてニューヨークのアンディ ウオーホルのかわいたバナナのリトグラフを見たことがあります。
立体作品としては日本ではもちろん世界でもみたことはありません。ただ一人、新潟在住の彫刻家佐山道知の造ったバナナが存在するのみです。
素材としては土と金属、バナナのもつシンプルで強い形、そして匂いたつようなエロスの世界を表現しています。
バナナ
茄子
新潟ではいろいろな種類の茄子が栽培され多くの人がその味わいを楽しんでいます。
私も焼きナスが大好きで時期になると毎日のように食しています。もちろん、新潟の地酒とともにですが。
味のことは別にして茄子のもつ魅力はなんといってもその形と色にあります。茄子紺の紫を中心にしたその様々な色の変化はまるで食べられることを拒否しているかのような美しさです。
形は焼きナス用に使われている大ぶりの茄子が好きです。
どことなく女体のもつあたたかさとなやましさを感じます。
私の造ったこの横130cmの大きな茄子は愛撫を待って静かに横たわる女体かもしれません。
茄子
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天空の聖堂シリーズ メタリック小品群
憎悪や報復の連鎖を断ち切り、民族や宗派を超えて人々が集う「天空の聖堂」の造形を目指したシリーズ。素材はアルミでメタリックなさまざま小品の作品を展示しています。
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2022年 佐山道知彫刻展 会場風景
1階 画廊 岳では2022年をテーマとして憎悪・嘆き・救い・転生の聖堂をイメージした作品を、2階galleryコロンではさまざまな表情をもつ女性裸像を中心に展示しました。その会場の風景をご覧ください。
遺跡に咲く花 石膏キャンバス 62✕55㎝
画廊 岳・galleryコロン 会場風景
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素描 新潟の風景
私はデッサンという言葉はあまり使いません。素描という日本語が好きです。素描という言葉どおり素直な気持ちで描く、ということです。八海山や巻機山、瓢湖、佐潟、山古志棚田など、新潟の風景を一気呵成に書き上げた彫刻家による素描です。
素描 八海山
素描 新潟の風景
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佐山道知
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